ビナミルク（VNM）の2018年次総会の概要をまとめてみた
ビナミルク（VINAMILK、VNM）はベトナム最大の乳製品製造会社で、時価総額トップだったこともあるベトナムの超大手企業。
実際にベトナムのスーパーをのぞくと、どこも乳製品はビナミルク商品でほぼ占められている。
ビナミルクとは？
米経済誌フォーブスが発表した世界の公開会社上位2000社のランキング「フォーブス・グローバル2000」にもランクインしている。
他にも信頼性の高い上場企業、高収益企業ランキング、求職者にとっての優良企業等々、ベトナム企業のランキングには必ず上位に入っているベトナムを代表する企業。
主要製品が生活関連消費であり、1億近い人口を持つベトナムの生活水準向上に伴って業績も安定して伸びていくと見込んでいる。
ベトナムでは最も人気のある銘柄の一つ。
こんな大手企業であっても気軽に買えるのはベトナム株ならでは。
2018年次総会
ビナミルクは100株だけ持っていたが、きちんと日本の住所にInvitationが送付されてきた。
超がつく大手企業であっても、
- IR情報が数年前から更新されていない！
- そもそも英語サイトがない！
といったベトナムにおいて、珍しくビナミルクは情報開示も非常にしっかりしている。
（これが当たり前か・・・ベトナム流に染まってしまっている・・・）
ビナミルク公式サイトにある年次総会の議事録原文はこちら
配当について
2017年の現金配当は1株あたり5,000VND。
2017年8月に2,000VND、2018年3月に1,500VND支払い済み。
3回目の配当は2018年6月に1,500VNDを支払い予定とのこと。
2018年の配当も同レベルで、1回目は2018年の第3四半期に2,000VNDを予定している。
2回目は2019年の5月または6月で、金額は記載されていない。
株主割当増資
議事録によると、既存株5：1の割合で新株を発行するとのこと。
2018年の第3四半期に実施予定。
2017年11月にベトナム政府が一部の保有株を売却し、それに伴って高騰した影響か、
右肩上がりのVNインデックスと比較すると、年明け以降のVNM株価は伸び悩んでいる。
6月の配当と第3四半期の新株発行を見込んでの上昇に期待したい。
